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アメリカで初めての妊娠から稽留流産|自然排出の記録

妊娠・出産
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アメリカで初めての妊娠を経験し、人生において最大級とも言える喜びを夫と分かち合った1ヶ月後、稽留流産と診断されました。

妊娠がわかってからずっとつわりの症状がなかったので、赤ちゃんが無事にお腹の中にいるのか、育ってくれているのか不安になりながらも、まさか自分が流産の経験をするとは思わず、稽留流産と診断されるまで流産について一切調べることがなかった私。

稽留流産と診断された直後は、何も調べる気にならず、ただ呆然と現実を受け止めるのに必死で、英語での説明なんて全く頭に入ってこなかったです。

しばらくして、私と同じようにアメリカで稽留流産の経験をした方のブログ記事を見つけ、今後私の身に起こる変化や、日本とは異なる処置方法など勉強させてもらいました。

私の経験も、いつか誰かの役に立つなら、、と思い、手術を希望し、手術予定日までの間に自然排出となった私の実際の経験を書いていこうと思います。

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稽留流産と診断されるまで

出血も腹痛も特になかったので、食生活などの妊娠中最低限気をつけることを意識しながら生活していました。夫の海外赴任に合わせてアメリカに引っ越してきた身ですので仕事もしておらず、激しい運動などもしていなかったです。

  • 2024.1.2
    (9w0d)
    初めての妊婦健診(看護師との問診と血液検査)
  • 2024.1.10
    (10w1d)
    初めてのエコー
    心音が確認できず稽留流産と診断される

稽留流産 排出方法の選択

1/10に助産師の方から稽留流産と診断され、悲しみに暮れる時間もなく今後どうしていくかの説明をされました。

排出方法の選択肢
  1. 自然排出を待つ
  2. 手術をして胎嚢と胎児を取り出す

アメリカでは、上記2つの選択肢の他に「排出を促す薬を飲んで経過をみる」こともあるようですが、私が通っていた病院では、急な腹痛や出血で緊急搬送になることのリスクなどから勧められることはありませんでした。

この時助産師の方の話が全く頭に入ってこなくて、その場で判断ができず迷っていると、「今すぐ決める必要はないよ。家に帰ってじっくり考えて、どうしたいか決まったら連絡してくれればいいからね」と言ってもらい、一旦家に帰って夫と話し合いました。

手術のリスク、自然排出に伴う痛みや出血量に耐えられるのかなど、どちらの選択もとても怖く簡単には決断できませんでしたが、結局私が出した答えは「手術をしてもらう」こと。その日のうちに病院に意思を伝えると、医師の方に診てもらう必要があるとのことで、翌日1/11に再度病院に足を運び、問診を受けました。

1/11、この時初めて医師(ドクター)と対面し、そこで言われたのは、手術は可能だということと、もう少し待って経過観察(自然排出)を勧めるということでした。手術か自然排出かギリギリまで悩んでいたこともあり、病院が自然排出を推奨するなら今すぐに手術をすることはやめて自然に出てきてくれるのを待ってみようと思い、次の予約を取って経過観察することにしました。

  • 2024.1.11
    (10w2d)
    医師との問診
    自然排出を勧められ、手術はせずに自然排出を待つことに
  • 2024.1.22
    (11w6d)
    経過観察後の診察(エコー)

稽留流産 自然排出までの私の体調

初めての体の変化

1/12(10w3d)‥茶色っぽいおりものが出る

出血がはじまる

1/14(10w5d)‥初めての出血
トイレに行くと真っ赤な血が!便器は血の海。

1/15(10w6d)〜1/21(11w5d)‥出血量少なめ、腹痛なし

1/22(11w6d)‥病院受診日
少量の出血は続いているが、エコーを確認してもらうと胎盤はまだ子宮内にあり、引き続き自然排出を待つか、手術をするか選択してほしいと言われました。出血開始からだいぶ日にちが経っていて、このまま子宮の中に残り続けることに不安があった私は、再び手術を希望しました。(手術前の問診をするため、1/24に病院に来るように言われる)

1/23(12w0d)‥出血量少なめ、腹痛なし

自然排出となった日

1/24(12w1d)‥手術のリスク等の説明を受け、手術の予約(1/26)を取る
夕方から出血量が増え始め、生理痛のような痛みが始まりました。手術の予約はしましたが、自然に出てきてくれるのかなぁと思いながら、まだまだ我慢できるくらいの痛みでいつも通り過ごしていました。

22:00頃‥生理痛のような痛みが強くなり出血量も増え、そろそろ排出されるのかも。と恐怖と不安で押しつぶされそうになりながら、ベッドで耐えていました。

1/25(12w2d)‥胎嚢と思われるものが出る
深夜、眠気と闘いながら痛みに耐えていました。私は寝転がっていると痛みを強く感じ、正座や体育座りの方が楽だったためその体勢でひたすら痛みに耐えました。陣痛のように痛みに間隔があるという記事も見ましたが、私の場合は持続的に痛みが続き、時々痛すぎるのがくる。という感じでした。

3:30頃‥ニュルンッと何かが出たのが分かりました。ナプキンを確認すると今までに見たことのないような大きさの血の塊があり、これが胎嚢か。とすぐに分かりました。病院から、胎嚢が出たら検査のために袋に入れて持ってきてと言われていたので、新しいナプキンに胎嚢を移して包み、ジップロックに入れておきました。赤ちゃんがそこにいたかどうかしっかり見る勇気が出ず、、分かりません。これまでひたすら耐えてきた激しい痛みからは解放されましたが、ゼロになることはなく、そこからも軽い痛みが続きました。

8:00頃‥最初の塊よりは小さいが、また組織の一部と思われるような塊が出ました。もう胎嚢と思われるものが出ていたため、油断してトイレに行ってしまい、便器に落としてしまいました。フォークでゆっくりすくいあげ、ナプキンに移して包み、ジップロックに入れました。

9:00頃‥病院に胎嚢らしきものが出たと連絡すると、ナプキンに移した胎嚢を持ってすぐに来るように言われました。

11:30頃‥病院到着
胎嚢を検査に出すため病院に預け、血液検査をしました。子宮の中に組織が残っていないか調べるエコーの予約(2/1)をとり、この日は終了。胎嚢の検査結果は2〜3週間後ということでした。

自然排出後

1/26(12w3d)‥手術予定日当日
胎嚢と思われるものが排出されたため、手術は中止。出血量は多く、時々生理痛のような痛みがくる。

1/27(12w4d)〜1/29(12w6d)‥出血量多め、時々腹痛

1/30(13w0d)〜‥出血量が明らかに減る。ほぼゼロ

2/1(13w2d)‥病院で子宮内確認
まだ血液の塊が子宮内に残っていて、出血が続くとのこと。全て排出されるまでフォローアップが必要とのことで、次回の予約(2/8)を取りました。

2/2(13w3d)〜 出血量ゼロに近い

2/8‥前回、子宮内に残留物があり再び病院へ。
この時エコーで子宮内を確認されることはなく、尿検査の結果からhCG (ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が非妊娠時にまだ完全に戻っていないことを聞かされました。また検査をする必要があるとのことで次回の予約(2/15)を取りました。

2/15‥尿検査実施
h CG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の数値が非妊娠時に戻ったということで、今回の妊娠に関わる通院が終了。今回の稽留流産の原因が遺伝子に原因があったということで、今後の妊娠に向けてどう過ごしていけばいいかなどカウンセリングするため、別の病院を紹介していただきました。

  • 2024.1.24
    手術リスクの説明を受けに病院へ
    1/26に手術を予約。→自然排出となり中止
  • 2024.2.1
    子宮内に残留物がないかエコーで確認

  • 2024.2.8
    フォローアップ(エコーなし)
  • 2024.2.15
    フォローアップ(エコーなし)

終わりに

今回の流産はとても辛い経験となりましたが、妊娠・出産が奇跡であること、命の重み、大切さを私たちに教えてくれたんだなぁと思っています。

また私たちの元に来てくれますように💫

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