ワシントン州最大の都市「シアトル」は、美しい自然と都市の融合が魅力的な場所で、マイクロソフトやAmazonなどの大手企業の本社が置かれている他、マウントレーニア国立公園へのアクセスも非常に簡単です。
また、世界的にも有名なスターバックスの発祥としても知られており、1号店は毎日行列ができるほど一つの観光スポットになっています。
観光ベストシーズンは6〜9月と言われており、快晴の日が続き湿度も低く過ごしやすいとされています。逆に冬場は霧雨の日が続くようになり、別名「レイニーシティー(Rainy City)」とも言われています。
この記事では、自然豊かで観光スポットも多いシアトルでの、おすすめスポットを紹介します。
目次
シアトルセンター
シアトルセンターには、これから紹介するスペースニードルや美術館、劇場などが立ち並び、観光スポットがぎゅっと集まったエリアです。
スペースニードル
シアトルのシンボルとも言われているスペースニードルの頂上には展望台があり、そこには世界で唯一の全面ガラス張り回転式フロアがあります。
そこからの景色は圧巻で、目の前はシアトルの街並みが広がり、下をのぞけばスペースニードルの根元を確認することができます。
また、晴れている日にはマウントレーニアが姿を現し、ここでしか見られない美しいパノラマビューを楽しむことができます。
チフーリ・ガーデン・アンド・ガラス
スペースニードルのすぐ隣には、「チフーリ・ガーデン・アンド・ガラス(Chihuly Garden and Glass)」という、ガラスアート作品が並ぶ美術館があります。
ここには、デイル•チフーリ(Dale Chihuly)という有名なガラス彫刻家の作品が屋内外に数多く並び、太陽光との絶妙な調和を楽しむことができます。
ミュージアム・オブ・ポップカルチャー
「ミュージアム・オブ・ポップカルチャー(Museum of Pop Culture)」は、サイエンスフィクションやファンタジー、ホラーなどのアメリカのポップカルチャーの要素を包括的に楽しめる博物館です。
建物自体も印象的で、子供から大人まで楽しめる博物館です。
期間限定の特別展示なども定期的に開催されるので詳しくは公式サイトから確認してみてください。
パイクプレイスマーケット
シアトルといえばこの看板!という人も多いのではないでしょうか。シアトルで1番の観光地と言ってもいいパイクプレイスマーケットのエントランスです。
パイクプレイスマーケットの中でも一番有名なのが、魚が購入されるたびに氷漬けにされている魚を放り投げるという大胆なパフォーマンスをする「パイク・プレイス・フィッシュ・マーケット(Pike Place Fish Market)」という魚屋さん。
お店の周りには、そのパフォーマンスを一目見ようと、1日中たくさんの観光客がカメラを構えて集まっています。
そして、世界一汚い観光地としても知られる「ガムウォール(The Gum Wall)」もパイクプレイスマーケットの小さな路地にあります。
はじまりは、劇場の開演時間を待っていた客が、噛んでいたガムを壁に貼り付けてしまったこと。その後、それを真似する人が増え範囲が大きくなり、観光地化されていったそうです。
ガムウォールの近くにはガムの無人販売もされていて、今もなお、観光客によってアップデートされているようです。
遠くから見るとカラフルで綺麗ですが、周辺を通るとほんのり甘い香りがしてなんとも気持ち悪い、でも人が集まる不思議な場所です。
そのほかにも雑貨店や花屋、飲食店が並んでいますが、お店の閉店時間が割と早いので、午前中に観光することをおすすめします。
スターバックス
スターバックス1号店
1971年にパイクプレイスマーケット内に世界で初めてのスターバックスが誕生。
当時はコーヒー豆の販売のみでしたが、現在は1号店でしか味わえないドリンクの販売もしており、レトロなロゴや外観を残して今もなお営業を続けています。
また、1号店限定グッツはお土産にも最適で、タンブラーやトートバックなど普段使いできるグッツも数多く取り揃えられています。
ただ、毎日長蛇の列ができているため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
スターバックス本社
1号店のみならず、シアトルにはスターバックスの本社もあります。
従業員以外本社の中に立ち入ることはできませんが、併設されているリザーブ店には誰でも入ることができます。
日本人バリスタの方もお見かけしたので、何か困ったことがあっても大丈夫そう。
アマゾン本社(The Spheres)
記事の冒頭でも紹介しましたが、シアトルにはアマゾンの本社が置かれ「ザ•スフィアズ(The Spheres)」と言われるガラスドーム型の建造物が特徴的です。
絶滅危惧種に指定されている熱帯植物などが植えられ、まるで熱帯雨林のような環境が再現されています。
そんな魅力の詰まったスフィア内の見学ツアーが、一般向けに無料で月2回(第1、第3土曜日)開催されています。参加するためにはオンラインで予約が必要で、利用日の15日前から予約可能となりますが、人数制限もあり人気なので、早めの予約をおすすめします。
公式サイトはこちら⏩
ワシントン大学
ワシントン州最大規模の州立大学であるワシントン大学のキャンパス内には、ハリーポッターのホグワーツ魔法魔術学校を彷彿させる図書館があったり、アメリカで最も絵になる噴水に選ばれたことのある有名な噴水があったりと、観光スポットとしても有名です。
広いキャンパス内にはバスも走っていて、気軽に観光することができます。
また、近くに学生で賑わう屋外ショッピングモール「ユニバーシティ・ビレッジ(University Village)」があり飲食店も多くあるので、1日かけてそのエリアを観光するのもおすすめ。
T–モバイルパーク
T-モバイルパークは、シアトル・マリナーズの本拠地として知られ、2023年のMLB(メジャーリーグベースボール)のオールスターゲームが、T-モバイルパークで開催されました。
また、日本人なら誰でも聞いたことがあるイチロー選手もシアトル・マリナーズに2001年〜2012年まで在籍し、MLB1年目の2001年シーズンにはMVPを獲得。
この名誉を讃えた記念アートがスタジアムの壁に描かれています。
MLBのシーズンとなる4月〜10月は、T-モバイルパークで多くの試合が行われます。野球好きのみなさんは観戦はもちろん、ぜひこの記念アートも探してみてください。
ケリーパーク
晴れている日にはマウントレーニアとシアトルのダウンタウンを一度に楽しむことができる公園「ケリーパーク(Kerry Park)」
ダウンタウンからケリーパークまでは、バスや電車などの公共交通機関を使えば乗り換えなしで約15分で行くことができてアクセスも簡単!
公園周辺は住宅街で海外のローカルな雰囲気も味わうことができるかもしれません。
マウントレーニア国立公園
アメリカで5番目に古い国立公園としても知られている「マウントレーニア国立公園」は、シアトルダウンタウンから車で約2時間。
多彩なハイキングコースからなる国立公園内は、初心者から上級者まで自然を肌で感じることができ、公園内をドライブするだけでも美しい車窓を楽しむことができます。
マウントレーニア国立公園への入場は、車(一般車両)一台$30です。この場合同乗者は最大15人までチケット不要ですが、バイク、徒歩など入場方法によって料金が異なります。
国立公園によって入場料金は異なりますが、短期間でいくつもの国立公園をめぐる場合は、年間パスポート($80)を購入するとお得に旅ができるかもしれません。
詳しくは公式サイトで確認してみてください。
ところで、国立公園内にカフェや休憩できる場所はあるの?
もちろんあるよ!
でも私のおすすめは国立公園の近くにある絶景レストラン!
ここで個人的に国立公園に行く前に行ってほしいのが、ある絶景レストラン。
レストランとしては、ワシントン州で最も標高が高く、少し遠くからマウントレーニアを見ながらいただくランチは格別です!!
まとめ
シアトルは様々な顔を持つ素敵な街で、観光したくなる場所が多くあります。
ビジネスの街でもあるシアトルには大手企業の本社が数多く置かれたり、コーヒー文化の発祥の地でもあるため、現地のコーヒーハウスを巡ってみるのもシアトル観光の楽しみ方の一つかもしれません。
また、シアトルの街中には多くの植物が植えられ、歩いているだけでも緑豊かで気持ちがよかったですよ。